Wi-Fiのメリットとデメリット

メリットデメリット

Wi-Fiは日常生活に欠かせない通信技術ですが、良い所だけでなく注意する部分も理解しておくことが大切です。この記事では、Wi-Fiのメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

Wi-Fiのメリットとデメリットの各ポイントを表したイメージイラスト

Wi-Fiのメリット

  • 複数の端末が接続可能 

Wi-Fiはモバイルデータ通信とは違い、1つのインターネット回線で複数の機器を同時につなげることができます。

今では多くの家電製品がインターネット接続によってより便利に使えるようになっているので、スマホやタブレットだけでなく、スマートテレビや冷蔵庫、照明など、複数の家電を同時にインターネットに接続し、家中の家電を連携させたりリモートで操作したりできるようになります。

しろくま
しろくま

赤ちゃんやペットを見守るWebカメラなども利用できるようになります

  • 通信コストが安い

Wi-Fiを利用することで、通信コストを大幅に削減できます。

自宅でWi-Fiを使えばギガ(データ通信量)を消費しないので、スマホの契約プランを安いものに変更して月々の通信費を抑えることができますし、公共のWi-Fiを活用すれば外出先でもギガを節約でき、さらにコストを下げることができます。

Wi-Fiがある場合とない場合のコストを表したイメージイラスト
  • 古いスマホでもインターネットにつながる

モバイルデータ通信では、新しい規格(例えば、4Gから5Gへ)の登場に伴い、古い規格のスマホやタブレットはいずれ使えなくなることがあります。これは、古い規格の端末が新しい電波に対応できないためです。

一方、Wi-Fiでは新しい規格(例えば、Wi-Fi 5からWi-Fi 6へ)が登場しても、古い規格に対応した端末も引き続き使うことができます。これは、Wi-Fiが古い規格との互換性を保ちながら新しい規格を追加するためです。

このため、10年以上前の古いスマホでも、最新機種と同じようにインターネットを利用することができます。

Wi-Fiのデメリット

  • 不正アクセスや盗聴などのリスクが高い

モバイル通信の場合は、各通信会社が徹底的にネットワークを管理しているため、不正アクセスや盗聴のリスクが低くなっていますが、Wi-Fiは自分でセキュリティを高める必要があるため、暗号化が不十分だったり、パスワードが簡単すぎたりすると、不正アクセスや盗聴などのリスクが高まります。

  • つながらない時の原因がわかりにくい

モバイル通信の場合、つながりにくい原因の多くは通信会社のトラブルなので、比較的わかりやすいです。
ところがWi-Fiの場合は、通信会社のトラブルの可能性に加えてWi-Fiルーターの故障や電波干渉、通信距離や建物の構造など、様々な要因が重なるためつながらない原因がわかりにくいことがあります。

  • 家電製品と電波干渉する場合がある

電子レンジなどの家電製品とWi-Fiは、どちらも同じ2.4GHz帯を使っています。このため家電製品の近くでは互いに電波が干渉してしまうことがあり、その場合は通信が不安定になります。

しろくま
しろくま

干渉するときは、Wi-Fiの電波を2.4GHz帯から5GHz帯に変更しましょう

まとめ

Wi-Fiのメリットとしては、複数の端末を同時に接続でき、家族でスマホやパソコンを共有できる便利さがあります。また、通信コストが安く、スマホのデータ通信を節約して通信費を抑えられます。さらに、古いスマホでもWi-Fiを使ってインターネット接続が可能です。

一方で、デメリットもあります。不正アクセスや盗聴などのセキュリティリスクがあり、適切な対策を取らないと危険です。また、つながらない時に原因がわかりにくいことや、家電製品と電波干渉する場合もあります。

Wi-Fiは、複数の端末を低コストでインターネットにつなげる便利な技術ですが、セキュリティリスクや接続トラブルには注意が必要です。 

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