旅行先でWi-Fiを使う方法

旅行先でWi-Fiを使っているイメージイラスト 使い方

旅行先でも、インターネットがないと不便に感じる時代になりました。

地図を見たり、観光スポットを調べたり、家族や友達と連絡を取ったり…。そんなときに便利なのが、通信量を気にせず使えるWi-Fiです。

この記事では、旅先でWi-Fiを使う方法やポイントをイラストを使ってわかりやすく解説します。

モバイル通信ではなくWi-Fiを使うメリットとは

「モバイル通信があれば、Wi-Fiを使わなくてもいいんじゃない?」と思いますよね。

しかし、旅行先などのなれない土地では、観光場所の検索や家族との連絡などで通信量が増えがちです。

そんなときはWi-Fiを使うことで、通信量を気にすることなく使えますし、海外では料金の節約にもつながります。

モバイル通信とWi-Fiの違い

モバイル通信は、ほとんどの場所で利用できる接続方法で、携帯電話会社が提供するサービスを使用します。一方、Wi-Fiは限られた通信範囲内でWi-Fiルーターを通じてネット接続します。

データ通信量の節約

旅行中は、地図を見たり、写真や動画を楽しんだりすることで通信量が増えがちです。

Wi-Fiを使えば、スマホのデータ容量を使わずにすむため、速度制限や追加料金の心配がありません。

海外では、高額なローミング料金を避けることもできます。

しろくま
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ローミング料金とは、海外でスマホを使うときにかかる特別な通信料金のことです

通信速度と安定性

ホテルやカフェなどにある固定のWi-Fiは、場所によってはモバイル通信よりも速くて安定して使えることがあります。

動画を見たり、大きなファイルを送受信したりするときも、スムーズに利用できるのが魅力です。

しろくま
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SNSに写真や動画を投稿するときも、Wi-Fiならスピーディーにアップロードできて快適です

簡単な接続

海外旅行でモバイル通信を使う場合は、ローミングの申し込みや現地のSIMカードの準備が必要になりますが、Wi-Fiならカフェやホテル、空港などにある公共のWi-Fiスポットを使って、特別な手続きなしでインターネットに接続できます。

しろくま
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最近では、スマホのカメラでQRコードを読み取るだけの接続方法もあります

圏外でも使える

モバイル通信は場所によってつながりにくかったり、圏外になることもありますが、そんなときはWi-Fiでインターネットに接続できます。

公共施設やカフェなどのWi-Fiスポットを利用すれば、モバイル通信が不安定な場所でもインターネットの利用が可能です。

しろくま
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Wi-Fiが圏外でも使えるのは、電波でつながるモバイル通信と違って、光回線などのケーブルでインターネットとつながっているからです

旅行先でWi-Fiを使う3つの方法

旅行先でWi-Fiを利用する方法は主に3つあり、どれも手軽で費用を抑えたインターネット接続が可能です。ここでは、旅行先でWi-Fiを使うための3つの方法をご紹介します。

ポケット型Wi-Fiを使う

特徴

ポケット型Wi-Fiは、持ち運び可能な小型のWi-Fiルーターです。

5Gや4Gなどのモバイル回線を利用することで、外出先でも手軽にWi-Fi接続ができます。

しろくま
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家族全員のスマホを1台のポケット型Wi-Fiに接続すれば、データ通信量(ギガ)を節約することができます

メリット

ポケット型Wi-Fiを使えば、スマホ本体のデータ容量を消費せずにインターネットが使えるため、データ通信量の節約につながります。

さらに、タブレットや家族のスマホなど複数の端末を同時に接続できるのも大きなメリットです。

デメリット

バッテリーが切れると使えなくなるため、こまめな充電が必要です。

また、通信量に上限があり、超えると速度制限がかかることがあります。

コスト

ポケット型Wi-Fiの料金は契約プランによって異なり、月額は数千円程度です。

レンタルの場合は一日あたり数百円です。

手順

1.電源を入れる

充電されていることを確認し、電源ボタンを押して起動します。

2.ポケット型Wi-Fi本体のSSIDとパスワードを確認する

説明書や本体のシールに書かれているSSIDとパスワードを確認します。

SSID(エスエスアイディー)は、Wi-Fiの名前のことを指します。Wi-Fiを接続する際に表示されるリストが、そのSSIDの一覧です。

このリストの中から自分の接続したいSSID、つまりWi-Fiの名前を選ぶことで、インターネットにアクセスすることができます。

3.スマホのWi-Fi設定画面の中で、ポケット型Wi-FiのSSIDを選ぶ

スマホのWi-Fi設定画面を開き、表示されたリストの中からポケット型Wi-Fi本体のSSIDを選びます。

4.パスワードを入力し、接続完了

パスワードを入力すると、インターネットに接続できます。

旅行ではレンタルがおすすめ

旅行先でインターネットを使いたいときは、ポケット型Wi-Fiをレンタルするのがおすすめです。

ポケット型Wi-Fiは、モバイルルーターとも呼ばれ、コンパクトで持ち運びやすく、スマホやパソコンなど複数の機器を同時に接続できます。

手軽に使えて料金も比較的安いため、通信費を抑えながら快適にインターネットを利用できるのが大きな魅力です。

しろくま
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レンタルWi-Fiは、申し込みがネットで完了し、返却もポストに入れるだけととても手軽です

国内で使う場合のオススメサイト

海外で使う場合のオススメサイト

ポケット型Wi-Fi 申し込みから返却までの流れ

【1. 申し込み】

インターネットや家電量販店、空港カウンターなどからレンタルでポケット型Wi-Fiを申し込みます。必要なのは名前・住所・使用期間など。受取方法(自宅・空港・店舗など)を選びます。

【2. 受け取り】

指定した場所でポケット型Wi-Fiを受け取ります。中には本体・充電器・説明書が入っています。忘れずに中身を確認しましょう。

【3. 電源を入れる】

ポケット型Wi-Fiの電源ボタンを長押ししてONにします。数秒待つと、画面にSSID(Wi-Fi名)とパスワードが表示されます。

【4. スマホやタブレットを接続】

スマホやタブレットなどのWi-Fi設定画面を開き、ポケット型Wi-FiのSSIDを選びます。画面に表示されたパスワードを入力すれば、接続完了です。

【5. 返却】

レンタル期間が終わったら、付属の封筒やケースを使って、返却期限内にポスト投函や店頭返却を行います。充電器などの同封忘れに注意!

フリーWi-Fiを利用する

特徴

フリーWi-Fiは、公共の場や店舗、カフェなどで提供される無料のインターネット接続サービスです。

SSIDを選んでパスワードを入力すれば、インターネットに接続することができます。

メリット

誰でも無料でインターネットに接続することができます。旅行や外出先で地図を調べたり、SNSを使ったりするときにも便利です。

デメリット

セキュリティが十分でない場合、個人情報が盗まれるリスクがあります。

また、通信速度が遅くなったり、接続が不安定になることもあります。

さらに、利用者が多いと回線が混雑して、つながりにくくなることもあります。

コスト

基本的には無料です。ただし、アクセスする場所やサービスによっては、利用条件として登録が必要だったり、一定の時間を超えると有料になることもあります。

手順

1.フリーWi-Fiが提供されている場所で、Wi-Fi設定を開く

スマホやパソコンのWi-Fi機能をオンにします。

2.利用したいSSIDを選択

表示されたWi-Fi一覧から、利用したいSSIDを選びます。

3.画面の案内に従う

表示された指示に従って登録や同意を行います。

4.パスワードを入れて接続

ログインや同意が完了すると、インターネットが使えるようになります。

スマホのテザリング機能を使う

特徴

テザリングは、スマホのモバイル通信を使って、ほかのスマホやパソコンもインターネットにつなぐ機能です。

自分のスマホがWi-Fiルーターのような役割となり、タブレットや家族のスマホなどの複数の機器をつなぐことができます。

自分のスマホが親機(ポケット型Wi-Fiのような役割)となり、家族のスマホなどが子機としてWi-Fi接続できるようになります。

しろくま
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iPhoneの場合は「テザリング」ではなく、「インターネット共有」といいます

メリット

テザリングを使えば、スマホをWi-Fiルーターとして利用でき、外出先でも手軽にインターネット接続が可能です。

特に、データ通信量が少ない場合などの一時的な利用に便利です。

デメリット

スマホのバッテリー消費が激しく、長時間使用すると電池がすぐに減ります。

また、モバイルデータ通信の容量を使い切ると、速度制限がかかることがあります。

コスト

スマホのテザリングは、契約プランによっては無料で利用できる場合もありますが、一部のプランでは別途料金がかかることがあります。

しろくま
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auやソフトバンクでは、テザリングの申し込みが必要な上に、プランによっては月額550円支払う必要があります

手順

1.【親機側】スマホの設定を開く

「設定」をタップして開きます。

しろくま
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「設定」は歯車のようなアイコン(マーク)になっていることが多いです

2.【親機側】「テザリング」または「インターネット共有」を選ぶ

スマホの機種によって異なります。

Android の場合→「ネットワークとインターネット」→「テザリング」

iPhone の場合→「インターネット共有」

3.【親機側】テザリングをONにして、SSIDとパスワードを確認する

このSSIDとパスワードを子機側で使用します。

4.【子機側】接続したい機器でSSIDを選んでパスワードを入力する

接続したいスマホやタブレット(子機側)のWi-Fi設定画面を開き、親機のSSIDを選んで、パスワードを入力します。

まとめ

旅行先でWi-Fiがあれば、地図や連絡、調べものがスムーズにでき、安心・快適な旅が楽しめます。

使い方は「ポケット型Wi-Fi」「フリーWi-Fi」「テザリング」の3つがあり、それぞれにメリットデメリットがありますので、ご自身の旅行スタイルや使いたい場面に合わせて選びましょう。

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