インターネットは、いまや電気や水道と同じくらい、毎日の暮らしに欠かせない存在になりました。
だからこそ、「できるだけ安定して使える方法を選びたい」と思いますよね。
工事不要のホームルーターやモバイルルーターなど、手軽に始められる方法もありますが、あえて時間のかかる光回線を選ぶ人が多いのはなぜでしょうか?
この記事では、光回線が選ばれる理由と始めるまでの流れを、初めての方にも理解できるようやさしく解説していきます。
光回線が選ばれるいちばんの理由は「つながる安心感」

今やインターネットは、電気や水道と同じくらい大切な存在です。ネットが使えないと、日常生活でも不便を感じますよね。
だからこそ大切なのが、「つながる安心感」です。ホームルーターやモバイルルーターは手軽で便利ですが、スマホと同じ携帯電話の電波(モバイル回線)を使うため、利用者が多い時間帯には通信が不安定になったり、通信障害が発生したりすることがあります。
光回線にも通信障害はありますが、有線通信のためモバイル回線に比べると比較的安定しやすいのが特徴です。また、モバイル回線で大きな通信障害が発生しても、光回線は別の仕組みで通信しているため、同じ影響を受けにくいのも安心できるポイントです。
光回線が選ばれる理由は、速さだけではありません。毎日安心してインターネットを使える安定性こそ、大きな理由なのです。
光回線5つのメリット
① 高速通信で安定している

光回線は、電柱から家の中までをケーブルで直接つなぐ有線の通信です。
空間を飛ぶ無線電波とは違って、まわりで利用する人の多さや建物、天候などの影響を受けにくいという特長があるので、安定した高速通信ができるという大きなメリットがあります。

4Gや5Gなど、モバイル回線の通信品質(速度やつながりやすさなど)は、周囲の環境に影響されます
特に夕方や夜の時間帯は、インターネットの利用が増えて通信が混み合いやすくなりますが、光回線なら速度が急に落ちたり、つながりにくくなったりすることが比較的少なくなっています。

どの時間帯でも安定した品質でインターネットにつながることができます
② 家族が同時に使っても快適

家の中で、家族が同時にインターネットにつながったり、一人暮らしでもスマホ・パソコン・テレビなどを同時に使うことはよくありますよね。
複数の機器が同時にインターネットにつながると、インターネットとの通信回線が混雑して遅くなったり、不安定になったりしますが、光回線は帯域(たいいき)が広いので(下記参照)、複数台が同時に使っても安定しやすく快適です。
帯域(たいいき)ってなに?

③ データ容量(ギガ)を気にせず使える

いつもより動画を多く見てしまったり、アプリの更新データが大きかったりすると、月々のデータ容量(ギガ)が心配になりますよね。
スマホやモバイルルーターなどのモバイル回線で通信する端末の場合、一定のデータ量を超えると速度が制限されたり、追加の料金が発生したりする場合があります。

使用量を気にしながらだと、楽しめませんよね
しかし、光回線はモバイル回線で通信するタイプと違い、基本的にデータ容量を気にせず利用できるので、使用量を気にする必要がありません。
データ容量(ギガ)とは?
インターネットで動画を見たり、画像を表示したりするときに使われる「通信の量」のことです。
契約によっては、たくさん使うと速度が遅くなったり、追加の料金がかかったりする場合があります。
④ スマホが通信障害でもネットにつながる

スマホやホームルーター・モバイルルーターは、どれも同じ携帯電話の電波(モバイル回線)を使ってインターネットにつながっています。
そのため通信障害や回線の混雑が起きると、スマホや、ホームルーター・モバイルルーターなどのモバイル回線で通信する端末は、同じタイミングでつながりにくくなってしまうことがあります。
一方、光回線はケーブルを使った有線通信です。 通信経路が異なるため、無線側にトラブルがあっても影響を受けにくいです。

「モバイル回線が通信障害でもネットにつながる」という安心感は大きいです
⑤工事は必要でも、安心感がある

光回線は、使い始める前に工事が必要なので、申し込みのときに「ちょっと面倒そう…」と感じるかもしれません。
手軽に始められるホームルーターやモバイルルーターと比べると、少しハードルが高いですよね。
でも実際に使い始めてみると、通信がとても安定していて、「つながらない」「遅い」とイライラすることがぐっと減ります。
動画が止まらない、ページの表示で待たされないといった快適さが、光回線の大きな特長です。
光回線のデメリット

①開通工事が必要

光回線を利用するには、電柱から自宅までケーブルを引き込む開通工事があります。
工事は通常1〜2時間ほどで完了し、当日は立ち合いが必要です。

工事の立ち合いは、平日以外の場合、別料金がかかることがあります
ただ、この工事さえ行えば自宅までの専用回線ができるので、快適な通信のために必要だと考えれば納得できると思います。
② 始めるまでに時間がかかる

光回線は、申し込みをしてから工事の日程調整や機器の準備を行い、開通となります。
そのため、申し込んだその日からすぐに使い始められるわけではありません。時期によっては予約が混み合い、利用開始まで少し待つこともあります。

開通までは、通常1ヶ月〜2ヶ月程度かかります
ホームルーターやモバイルルーターとの違い

①つながり方が違う

光回線は、電柱から自宅まで引き込まれたケーブルを通って、インターネットにつながります。 いわば「線の中を通ってつながる通信」です。
一方、ホームルーターやモバイルルーターは、スマホと同じように電波を使ってインターネットにつながります。 こちらは「空中を飛ぶ電波でつながる通信」です。
② 安定性と速度が違う

光回線は、有線で直接つながっているので周囲の影響がほぼ無く、夜の混みやすい時間帯でも速度が安定しやすいです。
一方、ホームルーターやモバイルルーターは、携帯電話の電波(モバイル回線)を使うため、周囲の利用者が増える夜間や、電波が弱い場所では速度が落ちることがあります。

「さっきまで速かったのに急に遅くなった」となることもあります
③使える場所が違う

光回線は、ケーブルを引き込んで利用する仕組みなので、Wi-Fiルーターを移動することはありません。
一方、ホームルーターやモバイルルーターは、自宅の中で使えるだけでなく、機器を移動させて利用できるのが特長です。

ホームルーターやモバイルルーターは、光回線よりも使える場所の自由度が高いです
特にモバイルルーターは、カバンに入れて持ち運べるため、外出先や旅行先でもインターネットにWi-Fiで接続することが可能です。
④ コストが違う

光回線のコスト
光回線は、戸建てタイプ(ホームタイプ)かマンションタイプかで月額料金に差があります。
- 戸建てタイプ(ホームタイプ)は比較的高め(月5,000円代~6,000円代)
- マンションタイプは共有設備を使う分、少し安い(月4,000円代~5,000円代)
また、開通工事費(1~2万円程度)がかかりますが、キャンペーンで実質無料になるケースが多いです。
ホームルーターのコスト
ホームルーターの月額料金は光回線と同じか、少し安い(4,000〜5,000円代)です。
ホームルーターの端末代は機種にもよりますが、本体価格は6〜7万円前後と比較的高めに設定されていることが多いです。
ただし、多くのサービスでは「月々割引」や「端末代実質無料キャンペーン」が用意されており、一定期間利用すれば自己負担がほぼかからない仕組みになっています。
モバイルルーターのコスト
モバイルルーターは月額3,000〜5,000円前後が目安です。 ただし、多くのプランにデータ容量の上限があり、無制限プランでも混雑時の速度制限があることが多く、大容量通信が多い人は割高になりやすい点に注意が必要です。
端末代は2〜3万円程度が一般的で、こちらもキャンペーンで実質無料になることがあります。
迷ったときは、安心を基準に選ぶ

ホームルーターやモバイルルーターは、工事不要で始めやすく、持ち運びできる便利さが魅力です。使い方次第では、これらでも十分快適に使えます。
ただ、今ではインターネットも電気や水道のように、生活に欠かせないものになっています。いつでも安定して使いたいなら、光回線のほうが安心かもしれません。
迷ったときは、「これからどんな使い方をしたいか」を基準に考えてみてください。安定した通信を重視するなら、光回線を検討してみましょう。
光回線の種類と選び方

光回線は種類が多く、はじめて選ぶ人は迷ってしまいがちです。
ですが、次の3つのステップで選べば、初心者の方でも、自分に合った光回線を見つけることができます。
光回線には4つの種類がある

まずは、光回線にはどんな種類があるのかを簡単に知っておきましょう。
光回線は、大きく分けると次の4種類があります。
①フレッツ系 「料金はやや高めだが、安心感がある」
フレッツ系とは、NTTが提供している光回線サービスです。
提供エリアは全国に広がっていて、昔から利用されている光回線なので安心感があります。
ただし、プロバイダ料金は別になることが多く、他の光回線と比べると料金はやや高めになります。

フレッツ光は、2001年にサービスが始まった光回線です。25年以上の歴史があります。
②光コラボ系 「選択肢が多く悩みやすいが、料金が安い」
光コラボ系とは、NTTのフレッツ光回線を借りて、さまざまな事業者が提供している光回線サービスです。
多くの会社がサービスを提供しているため選択肢が豊富ですが、その分どこを選べばよいか迷いやすい面もあります。
一方で、フレッツ光より料金が安いプランや、キャンペーンが充実しているのが豊富であるのも特徴です。

ドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかりなど、大手のサービスも光コラボ系です
③独自系 「全国対応ではないが、通信速度が速い」
独自系とは、NTTのフレッツ光とは別に、通信事業者が自社で整備した光回線網を使って提供している光回線サービスです。
NTT回線とは別の回線を使うため、利用者が分散されて回線の混雑が少なく、通信速度が出やすいのが特徴です。
ただし、独自の設備を使っているため提供エリアは全国すべてではなく、利用できる地域が限られる場合があります。

独自系では、NURO光やauひかりが人気です
④電力系 「 提供エリアは西日本中心だが、地域に密着したサービスが人気」
電力系とは、電力会社グループが自社のインフラを活用して提供している光回線サービスです。
提供エリアは主に西日本が中心ですが、NTTのフレッツ光とは別の独自回線を利用しているため、回線が混雑しにくく、通信が安定しやすいのが特徴です。また、地域密着型のサービスとしても人気があります。

代表的なサービスには、eo光・コミュファ光・ピカラ光・BBIQなどがあります
東日本にも電力会社系の光回線サービスはありますが、西日本のような独自回線ではなく、NTTのフレッツ光回線を利用したサービスが中心となっています。
「フレッツ光」と「光コラボ」の違いって?
「光コラボ」は、NTTのフレッツ光回線を丸ごと借りて、各社(ドコモやソフトバンクなど)が独自のサービスを加えて提供しているものです。
中身は同じNTTの線なので、フレッツ光から光コラボへの乗り換え(転用)は、工事が不要というメリットがあります。
選び方はこの3ステップ

ステップ1:まずは「自宅で使えるか?」をチェック
光回線を検討する際、まずは「自宅で使えるかどうか」をチェックしましょう。
というのも、光回線は光ケーブルを使った「有線サービス」なので、建物の状況や周辺環境によっては工事ができない場合もあるからです。
とくにマンションでは、建物ごとの配線方式(※後述)の種類によって、選べる回線や契約プランが限られるケースもあります。
そのため、まずは提供エリアや建物の設備状況を確認しておくことが大切です。
確認方法はエリア検索が基本
自宅で利用できるかどうかの確認は、光回線事業者の公式サイトにある「提供エリア検索」で、郵便番号や住所を入力すると確認できます。

自宅が提供エリアに含まれていても、建物の設備や周囲の状況によっては導入できないこともあります
主なプロバイダーの提供エリア検索はこちら
※ドコモ光・楽天ひかりは、NTT東日本・NTT西日本のサイトで、提供エリアを確認します
マンションでは配線方式を確認しよう
マンションなどの集合住宅では、建物までは光回線が引き込まれていても、各部屋までの配線方法によって通信速度や安定性が変わることがあります。
この各部屋までの配線方法のことを「配線方式」といい、主に3つのタイプがあります。


配線方式は建物ごとに違いますので、
- 不動産サイトの設備情報
- 管理会社や大家さん
に確認してみましょう
光配線方式
建物の共用部分だけでなく、各部屋まで光ファイバーケーブルが直接引き込まれている方式です。
VDSL(ヴイ・ディー・エス・エル)方式
共用部までは光回線ですが、各部屋まではメタルケーブル(電話線)を使う方式です。
LAN(ラン)配線方式
建物までは光回線で、各部屋まではLANケーブル(インターネット用のケーブル)でつながる方式です。
マンションやアパートなどの集合住宅では、室内に光コンセントがあると導入がスムーズです(なくても工事で設置できる場合が多い)。
<光コンセントはこのような形です。”光”と書かれた挿し込み口があります>
画像出典:DTI「光ファイバー回線の配線について(https://dream.jp/ftth/tips_f/hikari33.html)
ステップ2:光回線の種類を選ぶ
自宅で利用できることが分かったら、特徴の違う次の4種類の中から選びましょう。
- 安定・安心 → フレッツ系
- とにかく安く → 光コラボ系
- 速度重視 → 独自系
- 西日本在住なら → 電力系もアリ

「スマホ割」の有無も、選ぶ際の大事なポイントです
スマホ割とは、自分の使っているスマホと光回線を、同じ会社のグループでまとめて契約することで、スマホの料金が割引になるサービスのことです。
例えば、スマホと光回線を同じ会社にした場合、スマホの月額料金が毎月数百円〜1,000円ほど安くなることがあります。

家族が同じ通信会社なら、家族全員のスマホ料金が割引になるので、かなりお得です
光回線を選ぶときは、自分や家族が使っているスマホ会社に合わせて選ぶのもおすすめです。
ステップ3:料金やサービスを比較して契約する
ここまでで、光回線が利用できるかを確認し、自分に合ったサービスを絞り込むことができました。
最後に、実際に契約するときに確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

光回線の契約では、料金や契約条件をよく確認せずに申し込んでしまい、後から後悔するケースもあります。次のポイントは必ずチェックしておきましょう
ポイント1 月額料金
毎月支払う料金のことです。
サービスによっては最初の数か月だけ安くなる場合もあるため、割引期間が終わったあとも含めた月額料金を確認しておくことが大切です。
ポイント2 工事費
光回線を利用するために必要な開通工事の費用です。
キャンペーンで実質無料になることが多いですが、契約途中で解約すると残りの工事費が一括請求されます。


「実質無料」は、契約期間途中で解約すると、無料にならずに支払いが発生します
ポイント3 契約期間
多くの光回線では、2年契約や3年契約などの利用期間が設定されています。
期間内に解約すると解約金が発生する場合もあるので、どのくらいの期間使うのかや、将来の更新のタイミングについても、あらかじめ考えておきましょう。
ポイント4 解約金・違約金
上記でもお伝えしましたが、契約期間内に解約した場合に発生する費用です。金額や条件を確認しておきましょう。
ポイント5 料金割引やキャッシュバックの受け取り方
月額料金の割引やキャッシュバックなど、魅力的なキャンペーンは目を引かれますが、受け取りには時期や条件があります。
いつ、どうやったら受け取れるのかを、契約時に確認しておきましょう。
料金割引やキャッシュバックは、簡単には手に入らないと考えましょう

- 有料オプション(電話やテレビ、月々サポートサービスなど)への加入が条件になっていないかチェック(そのオプションは本当に必要なのか?)
- 「1年後にマイページから申請が必要」など、受け取りづらい仕組みになっているプランもあります

受け取れるのは、契約から一年後ということもあります。受け取り予定日をあらかじめGoogleカレンダーなどに登録しておいて、忘れないような工夫をしましょう
月額料金は「実質月額」で比較しよう
光回線は、数年単位で使い続けることが多いサービスです。
そのため、月額料金だけを見るのではなく、契約期間中にかかるトータルの費用から月額を計算して比較することが大切です。
光回線では、月額料金のほかにも、
- 工事費
- 契約事務手数料
- Wi-Fiルーターのレンタル料金(レンタルしている場合のみ)
- 解約金
と言った費用があります。
月額料金が安く見えても、これらの費用が高いと、結果的にトータルの支払い額が高くなってしまいます。
そのため、光回線の月額料金は、契約期間中の総額から計算した「実質月額」で比較しましょう。
(例)月額料金が、A社は4,000円、B社は5,000円の場合
| 項目 | A社(月額は安い) | B社(キャッシュバックあり) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 4,000円 | 5,000円 |
| 2年間の月額計 | 96,000円 | 120,000円 |
| 事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
| 工事費 | 26,400円(実質無料※) | 0円(完全無料) |
| 特典 | なし | 30,000円(キャッシュバック) |
| 2年間の総額 | 99,300円(約10万円) | 93,300円(約9万3千円) |
| 実質月額 | 約4,137円 | 約3,887円 |
※実質無料とは、途中解約しなければ無料となるサービスです

月額料金が高いB社の方が、トータルでは安くなります!

見落としがちですが、契約時には初期手数料がかかりますし(3,000円程度)、Wi-Fiルーターをレンタル料した場合は、月額料金とは別に550円ほどかかる場合があります
昔より快適になった光回線

以前の光回線には、
- 場所によってWi-Fiが弱い
- 夜になると遅くなる
ということがありました。
ですが最近は、こうした弱点をカバーする仕組みが広がり、光回線はさらに快適に使えるように進化しています。
① どこでもつながりやすい「メッシュWi-Fi」
最近は、家の中どこでもWi-Fiがつながりやすくなる「メッシュWi-Fi」という仕組みが広がっています。
メッシュWi-Fiとは、複数のWi-Fi機器を家の中に置いて、家全体を網(メッシュ)のようにカバーする方法です。
スマートフォンやパソコンは、そのとき一番つながりやすいWi-Fi機器に自動で切り替わるため、通信が安定しやすくなります。

光回線は、メッシュWi-Fiによって、これまで電波が届きにくかった2階の部屋や離れた部屋でも、インターネットにつながりやすくなっています。
② 夜でも速度が落ちにくい「IPv6(アイ・ピー・ヴイ・シックス)」
以前は、夕方から夜になると通信が遅くなることがありました。
その原因の一つが、当時主に使われていた「IPv4(アイ・ピー・ヴイ・フォー)」という通信ルールです。
IPv4は長く使われてきましたが、利用者の増加によってインターネット上の住所(IPアドレス)が不足し、混雑しやすいという問題がありました。
そこで登場したのが「IPv6(アイ・ピー・ヴイ・シックス)」です。IPv6は使える住所の数が大幅に増えたため混雑しにくく、より快適にインターネットを利用できるようになりました。


IPv5もありましたが、実用化はされなかったようです
③初めてでも始めやすいサービスが増えている
最近の光回線は、初めての人でも始めやすいサービスが増えています。
たとえば、回線とプロバイダが最初からセットになっているプランや、Wi-Fiルーターが付いてくるサービスなどがあります。
そのため、以前のようにインターネット回線とプロバイダを別々に契約したり、通信機器を自分で選んだりする手間が少なくなりました。
今では、申し込みから開通までサポートしてくれる会社も多く、インターネットに慣れていない人でも安心して光回線を利用できるようになっています。
光回線がおすすめなのはこんな人

インターネットは、使い方によって向いている回線が変わってきます。 次のような使い方には光回線がオススメです。
家族が同時にインターネットを使う
家族それぞれがスマホやパソコンを使うと、回線によっては速度が不安定になることがあります。
光回線は通信の余裕を保ちやすいため、複数人が同時に使っても快適に使いやすいのが特長です。
動画視聴やオンラインゲームをよく利用する
動画視聴やオンラインゲームは、通信速度や安定性が特に重要です。
光回線は速度が安定しやすいため、画面の止まりやラグを感じにくく、快適に楽しむことができます。
在宅勤務やオンライン授業を受けている
インターネットを使った在宅勤務やオンライン授業では、一瞬の途切れが大きなストレスになることもあります。
光回線は有線の通信のため、重要な場面でも安定した接続を保ちやすいです。
通信障害などの“もしも”に備えたい
ホームルーターやモバイルルーターは、スマホと同じ携帯電話の電波を利用しているので、スマホで通信障害が起きると、ホームルーターやモバイルルーターも同時につながりにくくなることがあります。
光回線は、無線電波ではなくケーブルで有線通信なので、無線側の影響を受けにくく、通信手段の備え(保険)として考えたい方にも向いています。
ホームルーター・モバイルルーターがおすすめなのはこんな人
・すぐにインターネットを使いたい
ホームルーターやモバイルルーターは、工事不要で、届いたその日から使い始められます。
・引っ越しや移動が多い
モバイルルーターは持ち運びができ、ホームルーターも比較的自由に置くことができます。引っ越しが多い方や、外出先でも使いたい方にはピッタリです。
・日程調整や、工事の立ち合いをするのがめんどうくさい
開通工事の日程調整や立ち会いが不要なので、手続きするのがめんどうくさい場合はホームルーターやモバイルルーターを選びましょう。
光回線の始め方は4ステップ

「光回線って、工事が必要だから始めるのが大変そう…」と思う人も多いかもしれません。
ですが実際には、申し込みと工事の立ち会いさえ行えば、あとは業者がほとんど対応してくれます。
自分で行う作業も、「ケーブルをつなぐ」「端末側からWi-Fiを設定する」程度なので、むずかしい操作はほとんどありません。
基本的には、次の 4つのステップ で利用を始めることができます。
ステップ① 申し込み
まずは、利用したい光回線に申し込みます。
現在は、ほとんどの光回線がインターネットから申し込みできるようになっており、名前・住所・連絡先などを入力するだけで 10〜20分ほどで手続きが完了することも多い です。
申し込み後は、次のような内容について確認があります。
- 光回線が利用できるエリアかどうか
- 工事が必要かどうか
- 開通工事の日程
その後、電話やメールなどで工事日の予約を行い、開通の準備が進みます。
ステップ②開通工事
申し込みが完了したら、予約した日に開通工事を行います。
光回線の工事では、電柱から家まで光ファイバーケーブルを引き込み、室内に光コンセントと呼ばれる接続口を設置します。

光コンセントとは、光回線のケーブルを差し込むための専用コンセントです。
作業時間は住宅の状況にもよりますが、多くの場合は1〜2時間ほどで終わります。
また、工事中に私たち利用者がすることはほとんどありません。基本的に家にいるだけでOKです。
「光コンセント」の設置場所はあらかじめ決めておきましょう
- Wi-Fiルーターを置きたい場所
- パソコンやテレビを使う場所
- 家の中央など電波が届きやすい場所
などを候補にして「このあたりに置きたい」とあらかじめ考えておくと安心です。

工事当日に作業員の方に、光コンセントの設置位置を伝えましょう
ステップ③Wi-FiルーターをONU(オー・エヌ・ユー)につなぐ
工事が終わると、室内にONU(オー・エヌ・ユー)という機器が設置されます。
ONUとは、「光信号」をパソコンやルーターで使える「電気信号」に変える装置です。


Wi-Fiルーターは電気信号しか扱えないため、光信号を電気信号に変換するONUが必要になります
このONUに、LANケーブルでWi-Fiルーターをつなぎます。

LANケーブルは、購入したWi-Fiルーターに付属していることが多いです
接続方法はとてもシンプルです。
- ONUの「LAN」ポートにケーブルを差す
- もう一方をWi-Fiルーターの「WAN」ポートに差す

これだけで基本的な接続は完了します。説明書の図を見ながら差し込むだけなので、初めての人でも難しくありません。
ONUとルーターの接続方法は、以下の動画が分かりやすいです。
出典:YouTube「光回線の開通方法、ONUとルーターの繋ぎ方。Wi Fiを使えるようにする方法(NTT GE PON型「M」光加入者線終端装置タイプD)」
ステップ④ スマホなどからWi-FiをONして完了
最後に、スマホやパソコンでWi-FiをONにします。
Wi-Fiルーターの本体や説明書には、次の情報が書かれています。
- SSID(Wi-Fiの名前)
- パスワード(暗号キー)
スマホやパソコンのWi-Fi設定画面から、そのSSIDを選んで、パスワードを入力すると、インターネットに接続できます。
これで、光回線を使ったインターネットが利用できるようになります。
まとめ
光回線は開通工事が必要な場合がありますが、それでも多くの家庭で選ばれているのには理由があります。
それは、通信速度が速く、通信が安定しているからです。
動画の視聴やオンラインゲーム、家族で同時にインターネットを使う場合でも、快適に利用しやすいというメリットもあります。
申し込みから利用開始までも、
①申し込み → ②開設工事 → ③機器の接続 → ④Wi-Fiの設定という流れで、意外とシンプルです。
自宅で安定したインターネット環境を整えたい人にとって、光回線は現在でも多くの人に選ばれている通信方法だと思います。

